静岡県認知症ケア専門士会 会長 奥山恵理子さん、演出家の飯田こうこさん、浜松出身の女優・奥山智恵野さんに、12月13/14日の両日開催される、演劇「のれ!ストレッチャー」鑑賞会についてご案内いただきました。
日本認知症ケア学会の認定資格を得て、医療・介護・福祉などの分野で認知症ケアに係る専門職の団体として2010年に設立された、静岡県認知症ケア専門士会。
認知症ケアに求められる「その人らしさの尊重と、それを当事者本人が実感できるケア」を学ばれている中で出会った演劇作品「のれ!ストレッチャー」。
現在のケアのあり方に疑問を投げかけ、ふかく心に響くこの作品を、高齢者ケアに携わってがんばってらっしゃる方々はむろんのこと、広く一般の人々にも「やさしい社会づくり」に必要なことを広く知ってほしい、そんな思いで企画された観劇イベントです。
飯田こうこさんが、老人ホームで生活されていたご自身のお祖父様お祖母様をモデルにして制作されたこの作品。
舌癌の手術で声を失ったお祖父様が、認知症だったお祖母様のお誕生日に贈った不可思議なプレゼント。
ご高齢の方々が本当に求めているものは何なのか、家族にできることは何なのか、どうしたら向き合うことができるのか。
そんな思いが込められています。
奥山智恵野さんが演じるのは、舞台であるグループホームに、ある日急にまぎれ込んでくる少年の役。
演劇作品として楽しんでいただきたいと同時に、現実に問題に直面していらっしゃるかたに、少しでも共感していただくことができるような舞台になれば、と、出演者の皆さん全員、真摯に取り組んでいらっしゃいます。
2025年には、団塊の世代の皆さんが全員75歳以上になります。
んなで楽しく生きるやさしい社会につながるために、若い世代の皆さんから大先輩の皆さんまで、一緒に楽しんでいただけたら、と奥山さん。
興味をお持ちいただけましたらぜひ足をお運びください。
会場はクリエート浜松。12月13日は19:00開演、14日は13:30開演と17:00開演の、全3公演。
チケットは全席自由で前売り・当日共に3,000円(高齢者ケアに従事/学んでいる方は優待価格2,000円でご覧いただけます。確認できる名札・名刺・資格証明などをご提示ください)。
アクトシティ浜松チケットセンター、もしくはメールでの申し込みも可能です!