なつかしのホンダの二輪車や本田宗一郎さん直筆の絵画などを展示する企画展が、浜松市天竜区二俣の「本田宗一郎ものづくり伝承館」で開催中です。11月24日までの開催で、入場は無料です。
伝説の『第一号試作エンジン』の他、原付から軽二輪にクラスを変えた当時の『ベンリィJA型』(これは昭和29年のものだそう)、排気量を220ccに向上させた『ジュノオKA』(同じく昭和29年)など、ホンダ初期のオートバイ7台が展示されています。
また、浜松市の所蔵品を含めて、本田宗一郎さん直筆の絵画8点も展示されています。たとえば雪をかぶった富士山頂を描いた作品や、緑に覆われた二俣城下を天竜川が流れる様子を描く風景など、天竜に生まれ育った本田氏の、ふるさとへの愛着が感じられる作品が並んでいるそうです。
また、モーターサイクルの精密イラストレーションの第一人者、柴田賢二氏の原画も展示されているということです。
開館時間は午前10時から午後4時半まで。月曜火曜が休館です。
バイクの展示は、上記以外にも『カブFⅡ型』『カブF型』など、「原動機付自転車」という言葉そのものとでも言うべき、「補助エンジンが付いた自転車」も。
全国的に爆発的な売れ行きを見せまして、当時は「バタバタ」なんていうふうにも呼ばれました。
こういうの、ぼくあたりの子供の頃はふつうに走ってたんですが、今の人はご覧になったこと、ないでしょうねえ。
この伝承館の建物じたい、国の登録有形文化財に指定されている旧二俣町役場ですし、また、この周辺の二俣の町並みも、とっても素敵で味わい深いですから、のんびり散策するのもオススメです。
これから本格的に秋らしくなっていく季節、「近場のおでかけ」の候補にいかがでしょうか!