天浜線〜歴史と見どころ、イベント情報【大人の遠足/寄せ植えコンテスト/沿線かたりべ列車】

天竜浜名湖鉄道資料(パンフレット)天浜線文化財めぐりの旅


天竜浜名湖鉄道
総務の鈴木循子さんとお電話でお話をうかがいました。

昭和15年、太平洋戦争開戦前年に「国鉄二俣線」として開通したのが歴史のはじまり。日本の大動脈である東海道線の天竜川や浜名湖の橋梁が攻撃された場合にそなえ、迂回路として敷設された路線でした。

その後、国鉄がJRに変わる直前の昭和62年3月15日、第三セクターの天竜浜名湖鉄道として新たなスタートを切り、今年で27年。
(なので、JRだった時代はないんですね)

東海道線・掛川駅から北上して内陸部に入り、浜名湖の北岸を巡って再び南下、東海道線・新所原駅にいたる67.7kmに38の駅が設置され、三種類の列車全16両が運行しています。

建設された当時の雰囲気を色濃く残す鉄道施設や景観は、静岡県景観賞の最優秀賞を受賞。また、全線にわたって国の登録有形文化財に指定されています。

そんな「天浜線」の魅力が味わえるイベントが、常時さまざまな形態で開催されているんです。
今回は近日開催予定のイベントをいくつかご案内いただきました。

まずは「大人の遠足」シリーズ。

第8弾「奥山の桜 編」は3月29日(土)の開催。
奥山の桜をお花見、奥山線の跡を探訪、竜ヶ岩洞の見学&ランチなど盛りだくさん。
大人 4,500円/小人3,800円、事前申し込み制です。まだお席は多少残っているとのことですが、定員になり次第締め切りとなります、お急ぎください。

第9弾「「陸・海・空」気賀・舘山寺・瀬戸 編」は4月12日(土)の開催。
列車、ロープウェイ、遊覧船と、陸・空・海の乗り物にぜ~んぶ乗れる欲張りな遠足です!参加費は大人 4,900円/小人3,500円。

この「大人の遠足」シリーズは、行程内の全料金にくわえて天浜線の1日フリーきっぷがついてきますから、当日イベント前後は天浜線に乗り放題なのも嬉しいですね!

また、浜名湖花博2014の開催を記念して、3月29日(土)・30日(日)には「天浜線・駅寄せ植えコンテスト」が。

会場は天竜二俣駅西公園。沿線学校の園児・児童・生徒さんたちが思いを込めてつくった寄せ植えプランターが展示されます。
しし鍋ふるまい、ゆるキャラ大集合などもお楽しみイベントも。
入場は無料、駐車場がありませんのでぜひ天浜線をご利用ください。

そして毎回大好評の「沿線かたりべ列車」。往年のバスガイドさんの名調子と沿線にまつわる昭和の歌謡曲を聞いたり、合唱しながら楽しい一時を過ごす列車です。

懐かしい風景が残る天浜線の車窓とともにノスタルジックな気分を満喫!
参加時に次回の予約をされていく方も多数という人気イベントです。
今月は終了しましたが、4月19日(土)、 5月18日(日)、6月28日(土)が予定されています。
天浜線1日フリーきっぷと車内での昼食付きで大人3,900円/小人2,400円。

昭和の鉄道遺産、「日本の原風景」。
各駅の建造物はもちろんのこと、天竜二俣駅で毎日開催されている転車台&鉄道歴史館見学ツアーも超おすすめです。

そしてひとたび乗車すれば、眼前に広がるは、のどかな田園風景、緑せまる山あいの景色、そして川や湖の水の眺望と、バリエーションに富みローカル色豊かな車窓。ディーゼル車ならではの、電柱や架線のない開放的な眺め(電車とはひとあじ違うんです)も魅力です。

地元の皆さんが駅をとても大切になさっているのが感じられるのも素敵ですよね…などなど、ついついコーフン気味に話し込んでしまいましたが、それでも語り尽くせない天浜線の魅力、ぜひ沢山のみなさまに味わっていただきたいです。

四季折々、ゆったりのんびり、じっくり楽しめる列車の旅、いかがですか。
ぼくもまた乗りに行きます(^^)

[amazonjs asin=”B0018OFICW” locale=”JP” title=”天竜浜名湖鉄道 DVD”]

タイトルとURLをコピーしました