ダイヤモンドリリー展

掛川市の加茂花菖蒲園さんにお話をうかがいました。

最盛期シーズンには毎年5万人以上もの来園者でにぎわう、全国的に有名な花菖蒲園である加茂花菖蒲園さん。
また、代々この地域の庄屋をつとめていた加茂家の、およそ240年前、江戸時代中期に建てられた庄屋屋敷が残っており、映画のロケ地としても知られる貴重な和風建築を内部まで見学できます。
花菖蒲のシーズン以外でも、およそ1000坪の展示温室では年間を通して様々な洋花が咲き誇り、四季折々に楽しむことができます。

今ちょうど満開で見頃を迎えているのが「ダイヤモンドリリー」の展示
ダイヤモンドリリーは南アフリカ原産のヒガンバナの仲間で、赤や白、ピンクやオレンジ、紫など、カラフルなパステルカラーの、ヒガンバナに似た花を咲かせるお花です。
陽の光を浴びると花びらの表面がラメのようにキラキラ光るため、この名があるそうです。
顔を近づけると、チョコレートのような甘い香りがほのかにただようとのこと。

なかなか増えない植物で、タネからだと花が咲くまで6年近くかかるのだそう。
27年をかけて品種改良を繰り返しつつ増やしてこられた5,000鉢ものダイヤモンドリリー。
この規模で見ることができるのは国内でここだけ。雨の日でもじっくり観察できる、温室内での展示です。
お花の画像が展示案内ブログに多数掲載されています。ホントにきれい!ぜひご覧ください。

期間は11月30日まで、開園時間は午前9時30分〜午後4時(最終入園は午後3時30分)、入園料はお茶、お菓子つきで1000円(大人・子供同一/お屋敷の見学料も含まれます)。店頭販売も行っています。

アクセスは新東名高速・森掛川ICから約3キロ、およそ5分の道のり。
こちらのページから、東名高速の掛川ICや袋井ICからの道順、電車を利用した場合などもあわせ、詳細な情報をご覧いただけます。

また、興味深い体験イベントも開催している加茂花菖蒲園さん。
国産の丸大豆と自家製の米こうじを使って、昔ながらの製法でつくる「味噌作り体験」(昼食つきでおひとり様3,700円)、草木染めの作家さんにマンツーマンで手ほどきしてもらえる藍染め体験(素材によって異なりますがおひとり様1,000円から/素材の持ち込みも可)。
どちらも予約が必要です、詳細はお問い合わせください。

四季のお花、歴史ある貴重な和風建築、そして和の体験も味わえる加茂花菖蒲園さん。さらに昔ながらのお食事も楽しめます。
とくに今回ご案内いただいたダイヤモンドリリーは、まだまだ珍しい植物なので多くの方にご覧いただきたいです、と西村さん。

陽の光でダイヤのように輝くという姿、ぜひこの機会に足をお運びください。

 

【お知らせ】特盛り!情報局!は、今月は事情により第4週(28日)に変更してお届けします!

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