夕方(西の空)の満月の模様は何に見える?
まずは夕方。ウサギくんがまっすぐ見えている状態ですね。
これを、座って本を読むおばあさん、と見立てる地域が、ヨーロッパにあるそうです。
うさぎの耳は2本ありますよね。この、向かって左側の耳をおばあさんの顔に、右側の耳を持っている本に見立てます。
そして、うさぎの胴体や杵、臼などをひとまとまりに、大きなスカートに見立てているんです。これ、その気になって見ると、かなりそう見えますよ。
また、南ヨーロッパの海沿いの国々では、片腕のカニ、つまり腕が一本しかないカニ、と見ているそうです。
うさぎの耳が、カニのはさみにあたるんですね。これもねえ、いかにもカニらしい、突き出した目なんかもあったりして、なるほどカニだ、と見えるんですよ。
シオマネキという、片ほうのハサミが大きいカニがいますよね、あのイメージが分かりやすいかもです。いかにも海沿いの地域らしい見かたですよね。
もうひとつ、アメリカ南部では、ワニに見立てる地域があるそうです。
うさぎの耳のところが、ワニの長い口、しかも開いた口になるんです。
このワニも、あの長い尾なんかもあったりして、なるほどワニだ、という感じに見えるんですよ。
アメリカ南部というと、アリゲーター科、クロコダイル科、両方生息していますが、月のワニはどっちに見ているんだろう、なんて考えるのも楽しいですね。
続いて、真夜中の満月、南の空たかい位置での見え方です。