月の模様は何に見える?〜国や地域、時間帯によって異なるさまざまな見えかたが楽しい!

真夜中(南の空)の満月の模様は何に見える?

では、時間を移して、真夜中の満月。ウサギくん、下向きに横倒しになってます。そろそろうさぎの餅つきには見えにくくなってきているころです。

この状態の模様を、アラビアでは、獲物にとびかかるライオン、と見ているんだそうです。
ちょうど、うさぎの耳がナナメ右下にきていまして、これが地面を力強く蹴ってジャンプする後ろ足になります。

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そして、うさぎの腰の部分が顔になるんですが、あの、雄のライオンって、たてがみもあったりして、ちょっと頭でっかちに見えますよね。あの雰囲気がよくでているんですよ。

それから、東ヨーロッパやアメリカ北部では、これがちょっと面白いんですが、黒い「海」の部分ではなくて、白い部分をみます。
ほぼ中央に、海に囲またかんじの白い部分があるんですが、ここを、左を向いた女性の横顔に見立てているんです。

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これも、ちゃんと目や鼻、くちもありましてね、うまく見立てたものだなあ、と思います。ちなみに、黒い海の部分は、顔をとりまく、豊かな黒髪、になるんですねえ。

そして、上でお話しした、中国で言う巨大なひきがえる、というのも、同じように白い部分を見ているんです。同じ模様なのに女性の横顔とひきがえるはちょっと落差が激しいですけれどもねえ。

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カエルの全身ではなく、背中の真ん中あたりから頭まで、つまり前半身を上から見たところになるんですが、この見かたも、いかにもかえるらしい手もあったりなんかして、なかなかそれらしく見えるんですよ。

さあ、ではいよいよ明け方、西の空での見え方です。

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