あさイチで紹介された搭乗型巨大ロボットが吸引力強すぎ。なのでビジネス化の可能性を考えてみる

1月6日のあさイチ「もうすぐ実現!?未来のすご〜い暮らし」はメッチャクチャ興味深い特集でありました。

アンドロイドの安藤さん、自動操縦カー、光学迷彩(?)、ウェアラブル端末、家事ロボット、空飛ぶ防犯ロボ、などなど、もう全部すごい!食い入るように観てしまいましたが、特に気になったのが、「コクピットに乗って操縦できる巨大ロボット」。

なにしろこれ、「実用化が待ち遠しい」んじゃなく「もう実現されてる」のですね。(そういう意味では特集の主旨とちょいとズレてるような気もしなくはないですが…)

ただし、かのマジンガーZ以来連綿と受け継がれてきた巨大ロボットアニメに登場するような高性能な戦闘ロボットではありません(それこそ実現ははるかな未来でしょうねー)。これは「遊具」として開発されたものなんですね。

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開発元は榊原機械株式会社という群馬県にある会社。元々は畜産用機械の設計・製造が専門だったそうですが、設計を担当している方が、社内のアイデア募集に「子供の頃から憧れていた巨大ロボットを作りたい!」と提案、見事採用され、開発したもの。

本業の合間を縫いつつ開発を進め、2年で1号機が完成、たちまち話題を呼び、その後も新作を開発、イベントでのレンタルなどで利益を上げるようになり、ひとつの事業となるまでに至ったというからすごいです。

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スタジオにもやってきたこの「キッズウォーカー・サイクロプス」というモデル、デザインがもうなんとも泣かせます。左腕のドリル模様なんて、たまりませんね。
前後左右の移動操作は足踏みペダル、そしてなんと腕はコクピットの操縦者の動きと連動する仕組みに…!これもイイ!

もちろん完全な二足歩行ロボではありませんし、可動域には限界ありまくりで細かい動作などできません。が、「遊具」として見たならば、現時点ではこれでじゅうぶんすぎるほどじゅうぶん!というより、よくぞここまで!という気がします。

そして、そうした開発過程へのリスペクトとともに、極めて気になるポイントとなるのが、このロボットがこの会社の「アミューズメント事業」として収益を上げており、今後も開発を続けられる…すなわち継続性のあるビジネスたり得ている、ということなんですね。

かつ…

ぼくの地元にも来て欲しい、どこかの企業なりSCなり、イベントで呼んでくれないかなあ、と考えていくとすぐ気づくことに、上記の通りこの会社は群馬県にあるんです。
具体的なレンタル料は問い合わせてみないと分かりませんが、その内訳の中に搬送料(および行き帰りに拘束される時間に係る費用)が含まれているのはかなりの確立で間違いないところでしょう。

関東圏…もうすこし広げて南東北、東中部くらいまでならともかく、たとえば中京圏、関西や西日本エリアまでレンタルしてこようと思ったら、その費用はバカにならないはず。

…ということは逆に、この「巨大ロボット遊具レンタルビジネス」には「距離の壁」が存在するということであり、すなわち、全国展開する業者があらわれでもしない限りは一極集中がありえない、各地方ごとに立つ余地がある、群雄割拠できる可能性があるということではないでしょうか。

ぼくの住む街は「ものづくりのまち」を標榜する都市でもあります。そしてこの近隣地域、遠州〜三河は、クルマやバイクなど、「移動」にかかわる機器製造の世界的メーカーとそれを支える無数の企業がひしめく地域でもあります(だいたいあの高名な二足歩行ロボットだってそもそも…ですからして)。

その技術力と、挑戦する志とがあれば、新たなる巨大ロボット遊具の開発と、そのサステイナブルなビジネス化は、決してハードルの高いものではないはず…

少年のロマン、イコール、少年の心を持ち続ける大人のロマン、巨大ロボット操縦。

そのロマンを大衆の身近に提供する企業よ、いでよ!
「◯◯◯◯(←社名)、行きまーす!」の雄叫びをあげよ!

…て、偉そう言ってすんません、ごめんなさい。
あの、でも、もう、ほんと、お願いします!
でもって、地元でイベントやってください。断固として駆けつけますから!

だって、ホントにホントにホントに乗りたいんだもんっ!

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