日野原重明先生の健康法/バレエ音楽 ドン・キホーテの書斎

いとばた通信1月号配布中!

今週は福祉住環境コーディネーターの介護リフォームコーナーから。今月の特集は「日野原重明先生の健康法」。

102際にして現役のお医者さんであり、講演会や執筆活動などもされている日野原先生。
日頃、どんなことに気をつけて生活されているのか、日野原流健康の秘訣とは…?

ということで、「体重コントロール」「腹式呼吸」「ストレッチ」「うつぶせ寝」の4つのポイントを詳しくご紹介しています。

脳で感じた「腹八分」がほぼ胃の「腹十分」に相当する…。うーん、つまり、感覚としては腹八分目以下が適切ということなんですねえ…。
年末年始に飲み過ぎ・食べ過ぎた身にしみますです(汗)

1970年3月、学会に出席するために搭乗した飛行機がハイジャックされ、それはなんとあの日本初のハイジャック事件として名高いよど号事件。
赤軍派の人質となった経験があったり、災害や戦争など大量被災者発生時にも機能できるよう、広いロビーや礼拝堂を備えた聖路加国際病院の新病棟を建設したところ、3年後発生した1995年の地下鉄サリン事件の際にその機能が遺憾なく発揮された…など、すごいエピソードをお持ちの方でもあります。

 

バレエ音楽をお届けする『安住コレクション』は、このコーナーの歴史を振り返りつつ、特集してきた作品のオープニングナンバーをお届けしています。
今回は2009年7~8月に特集した「ドン・キホーテ」から導入シーン「ドン・キホーテの書斎」をお送りしました。

書斎で騎士物語を読みふけるドン・キホーテは次第に現実と空想の境目がつかなくなり、サンチョ・パンサを従えて、架空の思い姫・ドルシネア姫への思いを胸に、世の中の不正を正す遍歴の旅に出る…というシーンです。

このあたり、セルバンテスの小説と基本的に同じ構造なのですが(ただしサンチョ・パンサのお供は二度目の旅立ちからですが)、バレエ作品ではここから一気に原作における後篇第19章にストーリーが飛びます。

19章から22章にかけての婚礼の話、すなわち、バジルとキトリという若い男女の恋物語が物語の中心になります。
つまり主役はバジルくんとキトリちゃんであり、ドン・キホーテ自身は、有名な風車への突撃など、原作と同じエピソードはあるものの狂言回し的な役割、時々出てきて変なことをするおっさんといった位置づけで、踊る場面すらない、という…。

通称「ドンキ」として親しまれ、全幕上演のみならず、コンクールや発表会などでヴァリエーションやパ・ド・ドゥ、パ・ドゥ・トロワなどがよく取り上げられるこの作品。
それにしても、バレエ作品の成り立ちかたにはいろいろありますが、原作の主役が脇にいってしまう、というこのドン・キホーテのようなパターンも興味深いですねえ。

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