災害時も食事をおいしく!携帯用非常食「ザ・パッド」を高校生と共同開発。

災害時にもおいしい食事ができるようにと、御殿場高校の情報デザイン科の生徒さんと、焼津市の緊急携帯食製造会社「ザ・パッド」が、携帯用非常食「THE P.A.D.」の新しいメニューを共同開発したそうです。

震災後の2011年11月に設立された同社は、アメリカ軍海兵隊の野戦食をモデルに開発された新しいコンセプトの非常食を製造しています。今回の新メニューは、社長の斉藤光臣さんが、母校である御殿場高校にメニューの共同開発をもちかけ、生徒さんたちが授業の一環として取り組んできたもの。

 「THE P.A.D.」は、非常食を「備蓄するのではなく携帯する」という発送から、リュックにも入る防水パッケージ入り。大人ひとりが2日間生き抜くために必要な食料を始め、その食料を「おいしく温かく食べる」ための加熱キット、水、さらに、一息つけるようにデザートやお茶、ガム、そして食器やウエットティッシュ、ホイッスルなどサバイバルツールまでがセットされています。

これまでに、手羽先入りリゾットを主食にした「MENU 1」、同じく御殿場高校情報デザイン科との共同開発で、和風にアレンジした「MENU 2」、そしてグリコと開発した幼児食「MENU 3」がラインナップされています。

新たに開発されたのは、「みそ味のステーキをパンに挟んでハンバーガーとして食べる」というメニュー。副菜にはワッフル、飲み物は紅茶をチョイス。パッケーjにデザインも生徒さんたちが考えたそう。

生徒さんたちが御殿場市役所を訪問して若林市長に製品を紹介した所、市が帰宅困難者用に毎年200食を購入し、計1000食を備蓄することになったとのこと。

開発に関わった三年生の杉山碧唯さんは「傷みやすい野菜はソースにするなど工夫しました。非常時こそ食事で日常を感じてもらいたい」と話しているそうです。

あの東日本大震災から3年、鎮魂、そして復興への祈りとともに、身近な災害対策の見直しの一つとして、検討されてみてはいかがでしょうか。

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