えむしーライフ

Just another MC life

【2014年7月24日(木)放送分より】

 

今日は、夏の南の夜空に大きく立ちあがる巨人、医学の神、へびつかい座のお話です。

へびつかい座、と聞いて、どんな姿を連想しますか?アタマにターバンを巻いて、笛を吹くと壺のなかからコブラがにょろにょろ。。。っていうのは、まああれもへびつかいですけれど、この星座はそれとはちょっと違った姿。大蛇をつかんだ巨人の姿です。

それから、星占いに興味のあるかたは、よく知られている12の星座にこの星座を加えた「13星座星占い」というものが提唱されていることでご存知かもしれません。

へびつかい座、明るい星はあまりないんですけれど、意外に見つけやすい星座でもあるんですよ。 ではさっそく、この星座、さがしていきましょう。

目印となる星は二つ。こと座のベガとさそり座のアンタレス(アンターレス)を探していきます。

まずはこと座のベガです。七夕のおりひめの星でしたね。今は東の空、かなり高いところにきています。東を向いて頭上を見上げれば、ひときわ明るく輝いているのがベガ、すぐ見つかると思います。
このベガに、わし座のアルタイルとはくちょう座のデネブとを加えたのが、夏の大三角でしたね。いまの季節、東の空高くに大きな三角形を見つけたら、その頂点にいるのがベガです。

ではもう一つの目印、さそり座のアンタレスです。さそり座の全体像についてはまたあらためて詳しくお話しますが、南の空のひくいあたり、そうですね、目の高さから、握りこぶし2つか3つ分ぐらい上のあたり。ここに、赤く光る明るい星があるんです。これがさそり座の一等星。アンタレス。
低いところにあるので、市街地など地上にあかりがたくさんあったり、建物などの障害物の多い場所ではちょっとみつけにくいかもしれませんが、南側が開けてさえいればすぐ目のつく星です。

ただ、この夏は、南の空に、おなじく赤い星である火星が来ているんです。今はずいぶん離れていますが、だんだん近づいてくるんです。これも見ものではあるんですが、とりあえず、この夏、南の空に赤い星が2つあったら、左がアンタレスとおぼえて下さい。ただしあくまで「この夏は」ですよ。

さて、ベガとアンタレスが確認できたら、その中間あたり、ここにやや明るい星がひとつ光っています。2等星ですから、よほど空の明るい場所でない限り見つかるはずです。
これがへびつかい座で最も明るい星。

この星から右下に向かって、アルファベットのAの字のように、開くように連なる星をたどっていくと、大きな将棋の駒のようなかたちができ上がります。
これがへびつかい座が表している巨人の胴体。結構大きいんですよ、ですから、そのつもりで大きくつないでみてくださいね。
そのすぐ下に足があって、これでへびつかい座の完成です。 ただ、これだけだと、なんだか足のはえたダルマさんみたいで、ちょっとバランスが変なんです。

実は、この星座、もともとはもっと大きかったんです。将棋の駒、巨人の胴体の、ちょうど腰のあたりから左右に伸びている星のならびがありまして、これがこの巨人がつかんでいるヘビなんです。
この部分をヘビ座、といいます。

これは紀元2世紀に、エジプトのプトレマイオスという学者が星座を整理しまして、その時、それまではヘビと巨人でひとまとまりだった星座を分割して別々のものとしたんですね。

ですから、へび座というのは、へびつかい座をはさんで、右側の部分と左側の部分、右側がアタマで左側が尾なんですが、二つに離れ離れになっているという珍しい星座なんです。
ですが、まあ通常、この巨人とヘビはワンセットで見たほうがイメージとしてはわかりやすいです。

↓へびつかい座の探し方図解
Ophiuchus-01

さきほどお話したとおり、へびつかい座はとても大きな星座です。へびつかい座単体、つまり、巨人の胴体部分の大きさはすべての星座のなかでの11番目の大きさなんですが、へび座と合わせた場合、すまわち本来の形としては、全天でいちばん大面積の広いうみへび座も凌ぐんです。

ですから、実際に夜空で眺めてみますと、南の空の大部分がへびつかい座と言っても過言ではないくらいの大きさなんですよ。ぜひご覧になってみてください。

冒頭に言いましたように、この星座は医学の神様の姿をあらわしています。
ではここからはいつものように、星座にまつわる物語をご紹介していきます。

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