浜松調理菓子専門学校・縣 誠司先生に「マカロン」を教えていだたきました。
ふわっ!さくっ!の食感がうれしいスイーツ、マカロン。なんとなくフランスのお菓子のようなイメージを持ってしまいますが、発祥の地はイタリアだそう。
卵白、ナッツ、砂糖を混ぜ合わせた生地を丸く絞って焼き上げ、クリームをはさんだお菓子です。
材料 | |
粉末アーモンド | 65g |
粉糖 | 95g |
卵白 | 50g |
グラニュー糖 | 18g |
バニラオイル | 少々 |
[ガナッシュ] | |
生クリーム | 80g |
ミルクチョコレート | 80g |
作り方
- 粉末アーモンドと粉糖を合わせてふるっておきます。
- 卵白とグラニュー糖でしっかりしたメレンゲを作ります。
- メレンゲにバニラオイルを加え、さらに1.を混ぜ合わせます。
- ゴムベラで生地の泡をつぶします。
【ポイント】泡が多いと焼いた時にふくらみすぎて表面がひび割れてしまうため、きめ細かな泡だけを残します。この作業を「マカロナージュ」といいます。 - 鉄板にクッキングシートを敷き、生地を2〜3cmほどの大きさに丸く絞ります。
- 絞った生地を常温で乾かします。
【ポイント】表面を指で触って少しサラサラした感じまで乾けばOKです(べとべとしていたらまだです)。※湿度によって乾燥時間は異なります。 - オーブンで2段階に焼いていきます。
【ポイント】最一段階は200℃で焼きます。2〜3分ほどで、生地のフチからぐじゅぐじゅしたものが出てきます(「ピエ」といいます。足という意味です)。ピエが出てきたらいったんオーブンのドアを開けて、内部の熱と湿気を逃します。次に120℃で乾燥焼きをします。さわってみて、ピエの部分と表面がずれずに一緒に動くようになるまで固まれば焼き上がりです。 - 細かく刻んだミルクチョコレートを沸騰させた生クリームに混ぜあわせ、絞りやすい固さまで冷ましてガナッシュを作ります。
- 焼きあがったマカロンにガナッシュを絞り、サンドしてできあがり。
材料や手順そのものはとっても簡単。2段階に焼いていくためプロは2台のオーブンを使うそうですが、この手順なら1台でも大丈夫です。
今回はプレーンなバニラの生地ですが、粉末アーモンド65gのうち、5gをココアパウダーにおき替えればココア生地になります。また、プレーンの生地に食用色素で色をつけていくこともできます。
また、クリームも、バタークリームに、例えばイチゴやパッションフルーツなどでいろいろな味をつけていけば、バリエーションが楽しめます。
なお、上手に焼き上げるにはコツがいるので、まずは上記のポイントに気をつけながらプレーンなマカロンでコツをつかんでから、生地やクリームのバリエーションを楽しんでいくのがいいかもです。
冬休み、お子さんとご一緒にわいわい楽しみながら作るのもいいですね!
浜松調理菓子専門学校さんではオープンキャンパス(体験入学)を展開中。次回は1月11日(土)、「サーモンのムースリーヌ」と「ブリオッシュ」です。
普段と全く同じ授業を実際に体験でき、講義のあとは実習&試食。質問タイムや施設見学タイムもあります。
詳細&お申し込みは公式サイト・オープンキャンパスページから!