なんとか年賀状を書き終えて(20日ごろまでに、の初期目標はあえなくついえ、次の目標、クリスマスごろまでに、はぎりぎりクリア!)、先日、現役最古型の庇付丸型ポストで来年の幸運を呼んじゃう?の記事でご紹介した、「戦前に設置された丸型ポスト」に投函してきました。
笠井観音(福来寺)の裏通り、笠井第2公会堂わきにあるこのポスト。ご覧のとおり、今年の11月初旬に手入れをされたばかりなので、ピカピカです。
笠井街道からは「笠井町」の信号のある交差点を一方通行の路地に入っていきます。(このアングルなら左折です)
なんと、よく見ると、この交差点の角にも丸型ポストが!
一通の路地に入ったら、最初の角(写真前方の交差点)を右折します
角を曲がると、おおっ、見えてきました!
正面から見るとこんな感じです。
がっしり、ぽってりした土台がいい味出してますね。
庇の下、郵便マークをデザインした部分が金色に塗装されています。
前の記事に添えたGoogleMapのストリートビューでは赤かったので、先日の補修の際に塗られたのでしょうか。
「郵便」の二文字が「右から横書き」に書かれています。
※なお、わかりやすいのでこういう書きかたをしていますが、金田一春彦先生のご本によると本当は違うんだそうですね。これは「右から横書き」にしているんではなくて、普通に「右から縦書き」しているのだけれど、「ひと文字で改行」して二行目に移っているため、右から横書きしているように見えるんだそうです。
取集時刻の表もこの通り。1日一回ですが、もちろん、現役です。
※なんとなく慣習的に「集配」って言っちゃいそうになりますが「取集」っていうんですね、思わぬところで勉強になりました。
「丸型ポスト写真家」であり、丸型ポストの修復活動も進めている庄司巧さんの言葉をもういちど引くと、
「戦前のポストは、ほとんどが戦時中に金属として供出されたり、戦後に撤去されたりしている。戦火をくぐり抜けて残っているものはとてもラッキー。」
ラッキーなポストからしっかり投函してきました。来年が良い年でありますように、心をこめて…!
せっかくのご縁ですから笠井観音さまにもお参りしました。
1月10日、恒例の「だるま市」も訪れてみたくなる、いい風情のお寺です。