テーマ食材「しょうが」〜おすすめ保存法、調理法など

アクティブ野菜ソムリエ・浦田あけ美先生に『テーマ食材:しょうが』について教えていただきました。

体を温めてくれる作用がある「ショウガオール」、ビタミンや亜鉛などの微量栄養素も含まれていて、漢方で「百邪(種々の病気)を防御する」と言われるほど健康に役立つ優れた野菜です。これからの季節、本当にうれしい食材ですね。

ただし、しょうがには体を冷やす成分もあるんです。それが生のしょうがにふくまれる「ジンゲロール」。
このジンゲロールが加熱されるとショウガオールになるんです。

体を冷やすとはいえ、ジンゲロールには強い殺菌作用がありますから、こちたも有効に使いたいですよね。

つまり大事なのはバランス。
これからの季節、しょうがの効能を上手に活用していきましょう!

おすすめ保存法

  1. 小さく切ったものを水の入ったタッパーやビンなどに入れると長期保存できます(水は毎日取り替えます)
  2. 千切り(針しょうが)、薄切り、おろしたり、用途別に処理してから冷凍しても長期保存が可能です。

おすすめ調理法(1)ジンジャーシロップ

  1. しょうが500g(ベストは新生姜)の皮を取り除いて薄くスライスします。
  2. きび砂糖(なければ黒砂糖)500gと混ぜて半日置きます(水が出てきます)。
  3. それを30分ほど火にかけます。アクは丁寧にとります。
  4. レモン汁30ccを加えて沸騰させます。
  5. 絞ればシロップの出来上がり。
  6. 6〜7倍程度に水で薄めたり、紅茶に入れたり、ホット炭酸もおすすめ。
  7. 絞ったあとのショウガは冷凍保存し、焼き菓子や煮魚、ご飯に混ぜたり、すこし干してグラニュー糖をかけでば生姜糖に!無駄なくまるごといただけます。

おすすめ調理法(2)乾燥しょうが

  1. 薄くスライスしたしょうがを、天日干しで1日、室内なら1週間干して、カラカラになったらできあがり。
  2. 生姜紅茶、生姜焼き、スープに入れていただいてもよし、はちみつと共にホットミルクにいれるのもおすすめ!

浦田先生がベジフルコミュニケーションの講師を担当される、ジュニア野菜ソムリエの講座が、来年2月1日(土)静岡、2月23日(日)浜松でそれぞれ開講予定です。詳細は日本野菜ソムリエ協会公式サイト・講座日程/申し込みのページをどうぞ。

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