芸能生活40年を記念して映画監督に初挑戦する人気タレントの関根勤さんが15日、ロケ地である東京都内の焼き鳥屋で記者会見を行い、「タランティーノに『ワンダフル!』とつぶやかれるような世界的ヒットになれば!」と意気込みを語ったそうです。
作品はSFコメディー『騒音 Noise(仮)』。会見には、主演の温水洋一さん、村松利史さん、酒井敏也さんも同席したそう。
日本アカデミー賞授賞式の司会者を2010年から4年連続で務めるなど、映画好きで知られる関根さん。
昨年から、CS放送チャンネルNECOの番組「映画ちゃん」のドキュメンタリー企画で、監督デビューするための勉強を続けてきていました。
「30年くらい前から映画を撮りたいという夢があった。最近は芸人さんが監督をすることが増え、チャンスがあれば自分も、と真剣に思うようになった」という関根さん。
また、主役の3人については、「3人の大ファンで、どうしてもこの3人を中心に撮りたいと、すぐに浮かんだ」と語り、「いちばん心配だったのはオファーをうけていただけるかどうかだった。まあ、くだらない内容だしね」と振り返っていたそうです。
また、注目されるのが、関根さん自身「ほかの監督では絶対できないキャスティング」と言う、タモリさん、さんまさん、小堺一機さんなどお笑い界の大物や、YOU、長女でもある関根麻里さん、浅井企画の面々など、豪華キャストが集結していること。これも見どころの一つになりそうですね。
タモリさん、さんまさんについては、断られないよう関根さんが自ら直接出演オファーして快諾を得たそうで、この二人の映画での共演は、1990年の「丹波哲郎の大霊界2 死んだら驚いた!!」以来、じつに24年ぶり。
タモリさんはタモリ役、つまり本人の役、そしてさんまさんは温水さんの上司を演じるそう。ちなみに関根麻里さんは温水さんの娘役なんだそうですよ。
撮影2日目であったこの日、温水さんは初日を振り返って「的確に演出していただき、現場はすごく楽しい。安心して仕事ができます」と、関根さんの監督ぶりを絶賛していたそうです。
気になる映画の内容ですが、舞台は再開発が進む東京・S区。人間の地下破壊活動に怒った謎の地底人の襲撃を受けて、地底人の吐く毒ガスに耐性をもつ”日本のオヤジ”がチームを結成して立ち向かう、というもの。「SFをやろうって。宇宙ものは金がかかるから地底ものでいこうってね」とは関根さんの弁。
「アカデミー話題賞を獲る。授賞式で『監督として帰ってきました』と挨拶したい」という、関根勤さん初の監督作品『騒音 Noise(仮)』。
撮影は今月いっぱいかけて行われ、今年中に公開予定とのこと。
これは本当に楽しみです。
お笑い芸人さんがメガホンを振るう作品にクオリティの高いものが多いことは周知のことですが、さらに好例が加わるかも、ですね!