「遠州の小京都」森町の初夏!ゴールデンウイークの「ぶか凧あげ」から花めぐりも!

森町産業課商工観光係・山本将人さんをスタジオに。

ハイキングコースやサイクリングコースの管理やイベント運営のお仕事をされている山本さん。
秋に行われる「森町産業祭もりもり2万人まつり&農協祭」や、三年に一度、次回は来年3月開催の「石松まつり」など、「遠州の小京都」と呼ばれる森町にはさまざまなイベントがあります。

ちなみに、全国で小京都と呼ばれたり京都にゆかりのある市町が集まって作られた「全国京都会議」という団体があり、本家の京都市も加盟しているのですが、その加盟49都市のひとつでもあります。
(県内では森町だけ、近隣では西尾や郡上八幡などがあります)

今回は、目前にせまった「森のぶか凧あげ」を中心にご紹介いただきました。

毎年、5月5日の子供の日に、太田川親水公園で行なわれるぶか凧あげ。子どもの誕生を祝うために揚げる凧で、歴史と伝統のある、たいへん古くから行なわれているお祭りです。

200年ほど前からと言われるものの正確な発祥はさだかでなく、また「ぶか」という言葉の語源にも諸説あるそうで、「ぶかぶか上がるから」とか古い文献に「尾のなき凧をぶかと言う」、あるいは骨と紙が最上部以外は接着されていないため運ぶ際「ぶかぶかする」から、などなど。

また、領主の嫡男の誕生を祝って行われたのがきっかけとの説から「武家凧」と表記もあるのですが、最近の研究ではこれはどうも正しくないようだとも言われてるそう(なので森町としてはひらがな表記を用いてます)。
歴史ミステリーですね。こういうことも、歴史の古さを物語っていると言えます。

森のぶか凧は、横長の長方形で尾がないのがまず外見的な特徴。
糸目が2本しかないこと、「うなり」によって音が出ることもポイントです。

一般的なサイズは凧紙36枚で横幅が2メートルほど、大きなものは64枚のものもあるそうです。
100枚から200枚の凧が太田川の上空を舞う姿は壮観そのもの!

森町のゴールデンウイークは「ぶか凧あげ」のほかにも、森町体験の里アクティ森で「アクティ森GWイベント」が開催。

その先の季節には、花しょうぶやあじさい、ききょうなどの花めぐり、特産品とうもろこし「甘々娘」の販売もはじまります。

お出かけに最適の季節、「遠州の小京都」森町へぜひ足をお運びください!

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