アクティブ野菜ソムリエ・浦田 あけ美先生に『テーマ食材:枝豆』について教えていただきました。
初夏の訪れを感じる今日このごろ。「ビールに枝豆」といえば定番中の定番ですが、江戸時代にはファーストフード感覚で食べられていたり、最近では海外でも注目されている緑黄色野菜です。
大豆の良質なたんぱく質と緑黄色野菜、それぞれのいい特性を持ち合わせており、これからの季節にピッタリのビタミンやミネラルもたっぷり。そんな枝豆の魅力をお伝えいただきました。
アルコール分解を促し、コレステロール値を下げ、活性酸素の除去、アレルギー症状の緩和、老化防止が期待できる成分メチオニン。
疲労回復やスタミナ不足の解消をしてくれるビタミンB1。
抗酸化作用、美肌効果、免疫力アップ、さらにメチオニンとの相互作用で悪酔いや二日酔いを防ぐビタミンC。
そのほかにも鉄分、ビタミンE、食物繊維、カリウム、肝機能向上のコリンなど、嬉しい成分がいっぱい!
栄養素や期待される効果をご覧のとおり「ビールに枝豆」っていうのはじつは理にかなった組み合わせなんですね。また、低カロリーでダイエット食品としても注目をされています。
が、プリン体や、塩ゆでされた枝豆は塩分が高めなケースもありますから、食べ過ぎ(もちろん飲み過ぎも!)には注意が必要ですよ。
茹でる際は「4%の塩分濃度」で「水から4分」がおすすめ。覚えやすいですね。「水から茹でる」のは、お湯から茹でるのと全然違うそうですよ!
また、おすすめ簡単レシピ、アメリカでも大人気という「枝豆のペペロンチーノ」(父の日のメニューにも好適!)、子供から大人まで楽しめる冷製スープ「枝豆の豆乳スープ」(色合いがまた涼やか!)、どちらも、超簡単でとっても美味しいですよ、ぜひお試しを!
枝豆のペペロンチーノ
- 塩茹でた枝豆をにんにくや鷹の爪、オリーブオイルでさっと炒め、お好みで黒胡椒をかければできあがり。
枝豆の豆乳スープ
- 塩茹でた枝豆200g 豆乳3カップ(600cc) だし汁又は水100cc 粉末のだしの素 いりごまを用意。
- 枝豆をさやからだし、ミキサーに入れてそこにだし汁を少し入れて枝豆を細かくします。
- 枝豆がピューレ状になったら豆乳と残りのだし汁を加えて良く混ぜます。
- お好みでいりごまをふりかけて完成です。
ジュニア野菜ソムリエの講座が、7月6日に静岡駅ビルパルシェで開講予定です。詳細は日本野菜ソムリエ協会公式サイト・講座日程/申し込みのページをどうぞ。