「ひとり紅白」ふたたび!

サザンオールスターズの桑田佳祐さんが、4年ぶり、二度目となる「ひとり紅白歌合戦」を開催することが決まったそうです。

桑田さんの音楽のルーツのひとつである「昭和歌謡」の名曲の数々を披露する公演。正式タイトルは、平成25年を昭和に置き換えた、『昭和八十八年度! 第二回ひとり紅白歌合戦』。
スケジュールは11月30日、12月1日、3日、4日の4日間、会場はパシフィコ横浜国立大ホールでの開催です。

このコンサートは、1993年から始まっているエイズ知識の啓発活動「アクト・アゲインスト・エイズ(AAA)」の企画ライブの一環。桑田さんによるAAAコンサートは2009年の 「男はしたいよ」以来4年ぶりとなります。また、「ひとり紅白」としては、2008年の第一回以来。前回のステージでは、たとえば藤山一郎さんであるとか、美空ひばりさん、ザ・タイガースから松田聖子ちゃんまで、じつに幅広く、時代を彩った数々の名曲を盛り込んだショウを披露し、大好評を博しました。

今回の開催のきっかけのひとつが、2020年の東京オリンピック開催決定なんだそう。
決定を受けて、1964年の前回の東京オリンピックのころの、日本の元気の良さを思い出し、前を向いていこうという気運があります。そこで、古き良き時代を振り返り、楽しみつつ、新しい未来を目指していこう、そんな思いが込められているのだそうです。

気になる選曲ですが。今回、まだ決定していないということですが、候補は100曲以上あるんだとか。

予測されるのは、たとえばオリンピックにちなんで三波春夫さんの「東京五輪音頭」。あるいは、桑田さんが少年時代、お父さんの前で歌って褒められたことが歌手を目指すきっかけになったという「ラブユー東京」など「東京」にまつわる歌。

はたまた、坂本九さんの「上を向いて歩こう」、ザ・ピーナッツ「恋のバカンス」といった、前回の東京オリンピックの前後にヒットしたナンバーなど。この辺りがチョイスされる可能性が高いのではないかと言われています。
あくまで「可能性」ですよ。

また、最終日となる12月4日には全国の映画館で生中継によるライヴ・ビューイングを、そしてこの日の模様はWOWOWで12月8日に放送される予定とのことです。

桑田さん、いわゆる高度成長期に幼少時代を過ごしたかたですから、その時代の、華やかなスターたちがあまた登場していたテレビの世界(「歌番組」の最盛期でもありますものね)が、桑田さんの音楽の礎の一つになっているのは間違いのないところでしょう。どんなふうに再現してくれるのか、楽しみです。

オンエアでは、あくまで「歌ってくれるかも」という予想の範囲を出ませんが、桑田さんの歌声を想像するとぜったいハマるよなあ、と思うのはぼくだじけじゃないはず、黒沢明とロス・プリモス「ラブユー東京」をお届けしました。

 

タイトルとURLをコピーしました