Trick or treat!

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えーというわけで今夜はハロウィンでございます。とくにお子様のおいでのご家庭などでは、いろいろと計画を立てていらっしゃることかと思います、ぜひ楽しんでくださいましね。

それにいたしましても、わたくしなんぞにはちょっと不思議な感もあるんでありまして、なにしろ、日本でハロウィンていう行事が普通に行われるようになったのって、どうでしょう、ここ10年…いって20年はたってないんじゃないか、と思うんですがいかがでしょう。

ぼくなんかが子供の頃は、ハロウィンって、存在は知ってましたがあれは外国のお祭りだと、そんなイメージで、それがずっと続いてたものですから、この日本で、ハロウィンの飾り付けが普通に街にあふれてる、なんていうのにはいまだに驚いていたりなんかするんであります。

ご案内のように、ハロウィンというのははるかな古代、ケルト人の風習が起源と言われているそうでありまして、どうもこの、日本の「お盆」とちょっと似通ったところがあるようですな。要は亡くなったひとが家族を訪ねてくると。

お盆の場合は、そのひとが迷わないように迎え火をたく、なんてことをするわけですが、ハロウィンの場合は、亡くなったひとと一緒によくないモノ、邪悪な霊やなんかが出てきちゃうのでこれを追い払うと、なので、仮装をしたりだとか、ハロウィン特有のアイテム、あのジャック・オ・ランタンなぞは、あれは魔除けなんだそうですね。

とはいうものの、現代ニッポンのハロウィンは、そうした古代ケルトと一直線につながるものというよりは、これがいったんアメリカに渡って、宗教的な意味合いの薄れた楽しい民間行事として定着したものが伝わってきたと考えるのが妥当のようであります。

一説によれば、お子様がたの英語教育が盛んになったことがその一因ではないかと、つまり言葉を伝えるとは「文化」を伝えることでもありますから(今は英語=米語ですし)。だいいち、楽しげなものはとっつきやすいですしね。ハロウィンの日本への定着にはそんな説もあるんだそうです。

とかなんとかごちゃごちゃ言ってますが、けっしてイチャモンをつけようというのではございませんで、だいたいわたくし「楽しいコトはいいコトだ」というのが持論でございますからして、もちろん人さまに迷惑をおよぼすようなのはNGですけれども、楽しいことはもうどんどんやっていただきたい。

ただまあ、ホンネをトロするなればですよ、楽しそうでウラヤマシイ!と、混ざれなくてクヤシイ!と、おれもうスネちゃう!と、かように複雑なオトコゴコロを抱えつつ、本日も番組をお届けするのでございます。

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