ジュニア野菜ソムリエ・須甲正乃先生に『テーマ食材:カリフラワー』について教えていただきました。
(いつも第一木曜日に登場いただいている浦田あけみ先生は、今回都合によりお休み。以前何度かご出演いただいていた須甲先生がピンチヒッターをつとめてくださいました)
実はキャベツの仲間であるカリフラワー。歴史をたどると、野生のケールが改良されてキャベツになり、キャベツの「花芽」が肥大化してブロッコリーが生まれ、ブロッコリーの突然変異として白いカリフラワーができたのだそう。
日本には明治初期に渡来しましたが、普及したのは戦後。洋食化にともなうサラダの普及とともに全国に広まりました。ホワイトアスパラガス、セロリとともに「洋菜の三白」と呼ばれて大衆化が進みました(でも近年はブロッコリーに押されて、生産量は最盛期の半分以下なんだとか…)
そんなカリフラワーの旬は10月〜3月、なかでも最も美味しいのが冬場。よく熟して旨味とコクがあるんです。しかも、この季節に嬉しい栄養素がたっぷり。
風邪に気をつけたいこの時期にうれしいビタミンCが豊富で、カリフラワー100gで一日に必要な量が摂取できるそう。もちろん美白づくりや疲労回復にも。ただし最も含まれるのは「茎」だそうですよ、捨てないでぜひ活用を!
そのほか食物繊維、イソチアネート、ビタミンB1B2なども。
また、最近は白だけでなくオレンジ色や紫色のものも出回っていて、こうした色付きカリフラワーには、オレンジ色ならβカロテン、紫ならアントシアニンといった独自の栄養素があるそうですよ!
おいしく茹でるコツは、レモンやお酢、小麦粉を加え、たっぷりの熱湯で、歯ごたえが残る程度に茹でること。
レモンやお酢はアクを抜いて白くしてくれます。そして小麦粉は沸点を上げて短時間で茹で上がるとともに、表面をコーティングして旨味を逃さないそう。また、アクを取ってくれる効果もあります。
ぜひお試しを。
また、おすすめ簡単レシピ「カリフラワーのマリネ」「カリフラワーのチーズソース」も、とっても簡単で美味しそうですぞ〜!
【カリフラワーのマリネ】
材料 | |
ドレッシング | サラダ油、ビネガー、塩 |
お好みの調味料 | カレー粉、バジル、ゆかりこ、フレンチマスタード、 ゆず胡椒、マーマレード など |
作り方
- 茹でたてのカリフラワーを、お好みの調味料で作ったドレッシングに漬け込みます
【カリフラワーのチーズスープ】
材料(二人分) | |
カリフラワー | 1/2株(100g) |
ナチュラルチーズ | 50g |
牛乳 | 300cc |
白ワイン | 大さじ2 |
塩・こしょう | 少々 |
作り方
- カリフラワーはすこし固めに茹でる。
- 鍋にナチュラルチーズ、牛乳、白ワインを入れ、沸騰しないように弱火でかき混ぜながらゆっくりチーズを溶かす。
- スープができたらカリフラワーを加え、塩・こしょうで味を整える
※こしょうのかわりに山椒の粉を使ってもおいしいそうですよ!
ジュニア野菜ソムリエの講座が2月23日(日)アクトシティ浜松で開講予定です。詳細は日本野菜ソムリエ協会公式サイト・講座日程/申し込みのページをどうぞ。
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ビタミンCたっぷりのカリフラワーは冬のおすすめ食材!簡単レシピ「マリネ」「チーズスープ」も!=クッキングタイム | えむしーライフ
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